ロボット支援手術を学びたい人、
早く一人前になりたい人には、最高の環境。
指導医・助教(入局10年目)
専門分野:ロボット支援手術
知名俊幸(ちな としゆき)
入局1年目の若手にも、チャンスがある!
2016年4月から、手術支援ロボット(通称:ダビンチ)を使用する手術の保健適用範囲が、前立腺がんだけでなく腎臓がんにも広がったことは、もうご存じでしょう。
すでに2000台以上が稼働している米国などに比べると、日本ではまだ全国でやっと200台を超えたばかりですが、このような術法のイノベーションによって、泌尿器科への注目度もますます高まっています。
中でも、順天堂大学の泌尿器科には経験豊富な術者がすでに何人もいますし、実際のロボットを使用してシミュレーション手術ができる設備も整っています。
また、症例数が非常に多いので、若手でも第一助手として参加できるチャンスが十分にありますから、ロボット手術を学びたい人はもちろん、外科医としてさまざまな術法を学びたいと思っている人にも、最高の環境でしょう。
相談しやすい先輩たちが、揃っている
私自身は、ロボット手術黎明期に“たまたま”助手として経験を積む機会があり、今に至るのですが、これからは若手教育の中でロボット手術の経験は非常に重要になってくるでしょう。
順天堂の場合、自分が希望して手を挙げさえすれば、ロボット手術だけでなく、さまざまな手術、治療法を経験するチャンスがあります。
どういうわけか、相談しやすい、そしてあまりガツガツしていない、面白くて面倒見のいい先輩が揃っているというのも、うちの伝統です。私も、自分自身が厳しいのが苦手なので、後輩には“ひたすら優しく”がモットーです(笑)。興味があるなら、やらなければ損です。どうぞ、何でも相談してください。
女医のニーズは、ますます拡大。
女性がキャリアをあきらめず、結婚・出産できる貴重な医局です!
指導医(入局12年目)
専門分野:遺伝性腎疾患
河野 春奈(かわの はるな)
医局の2割が女性。
そのほとんどが、結婚・出産経験者!
「女性が子供を産み育てながら外科系のキャリアを積んでいくのは難しい」と思っている方は多いのではないでしょうか。でも、どうぞあきらめないでください。
順天堂の泌尿器科は、女性が全体の2割以上を占めており、そのほとんどが結婚・出産を経験しています。
おそらく、女子医大以外でこれほど多くの女性泌尿器科医がいる大学病院は他にないでしょうし、泌尿器科以外でも、女医のほとんどが結婚あるいは出産を経験している医局は珍しいはずです。ここには、それをできる雰囲気があって、やる気さえあればできるんです。
実は、私自身も入局後に結婚・出産し、現在、第2子を妊娠中です(2016年5月現在)。
専門分野という強みがあるから、
出産しても問題なく復帰できる!
ここでは、みんなが必ず自分の専門分野をもっていて、“1人ひとりがリーダーである”という意識で、日々頑張っています。これは、医師にとって大きな強みでもあります。
私の場合、「遺伝性の腎疾患」という専門分野=強みを持つことができたので、2人目を産んでも問題なく復帰できるという自信を持っています。
逆に、子供を持つ女性としての経験やライフスタイル、子供や家族への思いを理解できるということが、遺伝性の疾患を扱う上での強みにもなっています。
女性の患者さまは女医をご希望される方も多いですし、女医のニーズはますます高まっています。女医にとって非常にチャンスが多い医局ですし、やる気さえあれば必ず道は拓けると思うので、ぜひ、飛び込んで欲しいなと思います。
悩んでいる人は、ぜひ泌尿器科へ。
大きなチャンスがゴロゴロ転がっています。
指導医(9年目)
専門分野:膀胱がん
家田 健史(いえだ たけし)
泌尿器は、あらゆる道に通じる入り口。
僕もそうでしたが、スーパーローテーションを終えて、さあどこに入局するか?というときは、みんなすごく悩みますよね。
あなたがもし、まだ絞り込むことができず、幅広い可能性を試したいと思っているのなら、ぜひ泌尿器科に来てください。
泌尿器科は、マイナーで狭い分野を扱う科というイメージかもしれませんが、実際には非常に幅広い領域につながる入り口です。
まず、内科・外科が分離していませんから、たとえばガンの患者さんに対し、手術、化学療法、放射線療法などを、全部一貫して診ることができます。
また、術法も小さな外傷から腹腔鏡、ロボット手術まですべて経験できます。
扱う疾患も軽い排尿障害や男性更年期、難病、ガンまで実に幅広いのも大きな特色です。
どうせ悩むなら、この大きなフィールドに立って、ゴロゴロと転がっているチャンスをひと通り眺めてから、じっくり悩んで選んではどうでしょう。
1人の患者さまと長いつきあいができるから、
医師として、人間として成長できる!
僕が選んだのは膀胱がん。今のところ、他のがんと違って治療法に目覚ましい進歩がないので、地味に見える分野ですが、治療法が一貫している上に症例も多いのでデータ収集がしやすい。そこにチャンスを見い出したというわけです。
泌尿器の場合、検査・診断・治療をして、よくなるにしろ、ならないにしろ、1人の患者さまとの付き合いが非常に長くなっていくので、医師としてだけでなく、人としても成長していくことができると思います。
これもまた、泌尿器科ならではの特色だと思います。
どんどん挑戦してください。
困ったときは、必ず僕らがバックアップします!
指導医(11年目)
専門分野:前立腺がん・ロボット支援手術
北村 香介(きたむら こうすけ)
モチベーションが上がる、ダイナミックな医局!
僕の場合、学生のときからずっと泌尿器科を志望していました。
たとえば、心臓や脳の病気は生死に直結する臓器ですが、患者さん自身は重症化して倒れるまで、あまり自覚症状がありませんよね。ところが、たとえ生死に直結しなくても、オシッコが出ないととても困ります。
そういう意味で、泌尿器科は患者さんの日常生活により近い科だと思ったわけです。
地味なイメージに反して疾患の種類が非常に多く、ロボット手術や化学療法、理学療法など、やっていることは非常にダイナミックで、日々、外科医としてのモチベーションもグングン上がっていきます。
入局して1年もすれば、自然とやりたいことが見つかるし、そうなるように導くのが私たち指導医の役目なので、どうぞ安心して入局してください。
やりがいを感じながら、自由に学べる!
順天堂の泌尿器科は、後輩に対してあまり厳しくない、優しい先輩がたくさんいるという人が多いのですが、個人的には「優しい」というのとは少し違うと思っています。
泌尿器科は少数精鋭でやっていますから、未熟な若手でもどんどんチャンスを与えられて現場に立つことになります。そのとき一番怖いのは、「自分の手に負えない」と感じてしまうこと。
すると、不安ばかり募ってやりがいを感じられない。成長することもできない。そうならないようにバックアップするのが指導医の役割であり、「優しい」というのとは、ちょっと違うんです。
「中堅」と呼ばれるようになった今でも、「自分の手に負えない」と感じることはたくさんあります。
むしろ、どんどん増えています。でも、困ったら必ず上の人がバックアップしてくれる。
1人ひとりが専門分野を持っているので、相談できる専門家が必ずいる。
だからやりがいを見失わずに、技を磨き、自由にやってこれたんだと思います。
あなたも、やりがいを見つけてどんどんチャレンジしてください。困ったときは必ず僕らがバックアップします。