ADPKDに対する内服治療:トルバプタン(サムスカ®)

入院に
あたって

サムスカは、入院下で服薬を開始するように定められているお薬です。
ご入院中には、内服による副反応の程度を確認したり、安全に飲めるように管理、指導をさせていただきます。
ご不明な点や心配なことがあれば遠慮せず、スタッフにお声をかけてください。

スケジュール

入院日 Day1 Day2 退院日 Day3
内服 昼 45㎎
夕 15㎎
朝 45㎎
夕 15㎎
朝 45㎎
夕 15㎎
採血検査 あり あり あり
尿検査 あり あり あり
飲水量測定 あり あり あり
尿量測定 あり あり あり
血圧測定 入院時、昼、夕 朝、昼、夕
体重測定 入院時 朝、晩 朝、晩
安静度 院内 院内
その他 入院後に
薬について説明があります
退院時に薬が処方されます

検査は適宜追加される場合があります

入院中の
注意点

サムスカの副反応による利尿は、内服初期に特に強く起こります。

沢山尿が出るようになるので、トイレの回数が増え、のどが渇きます。

水分が不足すると、高ナトリウム血症という危険な状態になることがありますので、のどの渇きを感じる前に、十分な水分をとるように心がけましょう。

ご入院中は、飲んだ水分の量や、尿の量を記録させていただきます。

入院中に、水分摂取やトイレのタイミングに慣れていきましょう。

薬に対する体の反応をしっかりと観察するため、入院中は24時間血圧を測定します。また、血中のナトリウムを1日2回計測します。

退院後の流れ

2泊3日の入院が終わると、自宅での内服となります。
退院時にお薬をお渡しします。

退院後約1週間後に、PKD外来にて採血、尿検査などを行います。
その後、月1回のペースでの通院治療となります。

サムスカの投薬量は、症状を見ながら、徐々に増量していきます。

退院後、もしも体調に変化があったり、困ったことがあればいつでも病院にお電話ください。

順天堂大学付属順天堂医院 代表:03-3813-3111
日中は泌尿器科外来もしくは河野あてに、休日や夜間は泌尿器科当直あてにご連絡ください。